【時事ドットコム】犬の繁殖回数制限へ＝悪質ブリーダー排除－環境省

【時事ドットコム】犬の繁殖回数制限へ＝悪質ブリーダー排除－環境省

＜全文＞
環境省は２４日、子犬をペットとして販売するブリーダーに対し、親犬への過度な負担を避けるため、年間の繁殖回数を制限する方向で調整に入った。商業目的で子犬が劣悪な環境で育てられるのを防ぐとともに、利益のため親犬に何度も子犬を産ませる悪質業者の排除につなげる。新たな規制を議論する有識者検討会を年度内にも立ち上げる。

【特集】ドイツ最大の動物保護施設を訪ねて

　動物愛護法に基づいて新たに設ける規制は、ブリーダーやペットショップなどを対象とする。母体保護の観点から繁殖回数の他、犬や猫１頭当たりの飼育ケージの広さについても具体的な指標を設ける考えだ。
　ブリーダーやペットショップをめぐっては、狭いケージでたくさんの動物を飼育するなど悪質な業者が後を絶たない。現行は「動物が自然な姿勢で立ち上がるなど十分な空間」「職員数を踏まえ必要に応じ繁殖を制限」といった規制にとどまり、自治体から「数値基準を設けるなど、より明確にした方が業者を指導しやすい」と指摘されていた。
　同省は検討会開催に併せ、過去の悪質なケースや、業者に指導する上での課題などについて、自治体にヒアリング調査を行い、業者の実態把握に乗り出す。（2015/10/24-14:59）

この記事を読んで、こういう規制は本当に大事だと思いました。
「パピーミル」という言葉を打ち込んで画像検索するだけでも、沢山の悲惨な状況を垣間みることが出来ます。
小さなケージにギュウギュウに押し込まれた母犬達。
骨が見える程の怪我を負った足、度重なる出産によりカルシウムを失って溶けてしまった顎、手入れもされず糞尿の絡まった身体。
こういうところから産まれた子ども達が、ペットショップに並んでいる子ども達です。

ペットショップに並んでいる子ども達は、綺麗なガラスに囲まれて、とても幸せそうに見えるかも知れません。
勿論、ペットショップに並んでいる子達に罪はありません。
でもその裏には、利益をむさぼる人間の為に虐待をされている母親達がいます。
ペットショップでペットを買うということは、その母親達を利用している人間達に利益を与えていることになるのです。

そういう悪徳業者を排除する為にも、今回の規制はとても大事です。
どんどん厳しくして、「ブリーダー業ではとても生活が出来ない」と言われるくらいになって欲しいです。
そして、利益を度外視して、ただその犬種が好きで熱心な優良ブリーダーだけが残るようになって欲しいです。

コメント 4

全くその通りですね。産まれてくる犬や猫に罪はないです。
その裏で糸を引いてる人間です。
もっともっと厳しくしてほしいぐらいです。
どうもいつまでたってもペットをモノ扱いしていますね。
by みぃにゃん (2015-10-27 13:59) 

> みぃにゃんさん
まだまだペットはモノ扱いですね〜。
でも、少しずつこういう動きが出てきて嬉しいです(^-^)
あとは捨てる人たちの意識を変えてもらうだけです。
by ゆうゆう (2015-10-29 09:22) 

知人は、破産した悪質ブリーダーから引き取った犬を飼っています。
狭いゲージに入れられて、子どもだけ産ませていたそうです。TT
引き取ったころは表情がなかったのですが、今はとても甘えん坊でキュートな美犬になっています♪
助けてあげたいですよね。
by marilyn (2015-11-06 14:44) 

> marilynさん
「悪徳ブリーダーに居た子は感情がない」と、「みなしご救援隊」の代表さんが言ってましたが、きちんとした人と過ごせば、ちゃんと感情が戻ってくるんですね！
私はまだ、悪徳ブリーダーの犬とは触れ合ったことがないので、marilynさんの書き込みを読んで安心しました。
悪徳ブリーダーは漏れなく潰れて欲しいですね。
by ゆうゆう (2015-11-06 17:31)