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主に管理人の考えと飼い犬のナナコと杏子について書いています。
・ナナコ:2012/01/14〜
・杏子:2015/07/16〜
こちらとは別にちばわんの預かりボランティアとして預かっているワンコの紹介用Blogもあります。
良かったら、そちらもご覧ください。
「預かりワンコの日々」

犬と一緒に旅をする方法 [考えていること]

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犬を連れて旅行に行く場合、行き先によって若干注意事項も変わって来ますが、今回は、私の今までの試行錯誤した経験から、私が犬と旅行に行く時の方法や心構えについて書いてみたいと思います。
初めて犬とお出かけをする場合に、ご参考にしてみてください。

<しつけ>
旅行に行くには、やっぱりしつけが大事です。
壁を隔てているとはいえ、防音ではない場所で他人(他犬)と一緒に過ごす訳ですから、迷惑をかけない程度の基本的なしつけはしておいた方が良いです。

・無駄吠え
やっぱり、これが一番重要です。
夕飯時に他のワンコが近くに来たからと言って吠えないこと。
むやみに喧嘩を仕掛けないこと。
神経質に吠えるのではなく、どこでも静かにくつろげる度胸を持った犬に育ててあげましょう。
おおらかな性格に育ててあげれば、犬自体もストレスなく生活して行けると思います。
少なくとも、例え吠えたとしても、叱ればちゃんと止めることが出来るよう、意思の疎通が出来る程度の信頼関係は築いておきましょう。
(日頃から叱ったり褒めたりしていないと、ある日突然叱っても犬には伝わりませんので、叱られているか褒められているかの違いくらいは犬にも分かるように、日頃から飼い犬とのコミュニケーションを取っておくこと)

・トイレ
あっちこっちでマーキングをしないよう、許可した場所以外ではしない程度にしつけてあげましょう。
いつどこで排泄しちゃうか分からないと、飼い主も落ち着いて過ごせません。
部屋を汚してしまったら、ホテルにも迷惑がかかりますし、弁償しないといけないかもしれません。
旅行のためのトイレトレーニングとしては、いっそのこと「トレーニングを敢えてせずに外でしかさせないようにする」という方法もありだと思います。
(私は介護のとき用に室内でもさせる必要があると思っていますが)
または、ワンコ用のオムツがあるので、それを履かせるというのもいうのも良いと思います。
私は旅行先ではトイレシートを必ず持って行ってますし、予想外のところでしそうであればトイレシートを持ってついて回って排泄物をトイレシートで受け取るようにしているか、念のためいつもより頻繁に散歩に出るようにしています。

・クレート
クレートでくつろげることほど良いこと尽くめのことはありません。
車に乗せる時、飼い主が食事に行く間、温泉に入りに行く間、買い物に行く間、寝る時など、少しの間一匹でも静かにクレートで待っていてくれると、面倒もなくて良いです。
クレートに入っている間は、大抵のワンコは排泄もしませんし、飼い主も一時的に犬の世話から解放されます。

・留守番
クレートトレーニングとも被りますが、部屋に1匹で残しておいても吠えないしつけも重要ですよ。
「犬だけを部屋に残して出掛けないでください」というホテルも多いですが、多分留守番の出来ないワンコが客室で吠えまくって迷惑だったことがあったのかも知れません。

・ワクチン接種
これは絶対必要です。
軽視せずに、5種以上のワクチン接種と狂犬病予防接種を行ってください。
もしかしたら、旅先で狂犬病やその他の伝染病に罹患した動物に接触するかも知れません。

・シャンプー等トリミング
出来れば、旅行前にシャンプーをしておいた方が良いかも知れません。
毛の飛散を最小限にすることが出来ます。
特に外飼いしている人は、ホテルに迷惑をかけない為にも最低限のマナーとして、シャンプーと死毛の処理は絶対やっておいた方が良いでしょう。
自分の犬に住み着いているノミやダニが、他人や他犬に迷惑をかけてしまうかも知れません。
我が家のように月に一度はシャンプーしていて室内で飼っているという場合は、特に必要ないと思います。

<車での過ごし方>
酔わない子であれば問題ないですが、酔う子の場合は限界が来る前に休憩を取った方がいいです。
ナナコは何時間乗ってても酔わないのですが、預かりっ子は酔う子が多いので、30分に一回休むとか、高速道路なら全てのSAやPAで休憩するとかしています。
当然その分時間がかかるので、出来るだけ早めに出るようにしています。
酔いやすい子によっては、倍の時間がかかることも(^_^;
ハアハアしてきたらそろそろ休憩の必要があります。
ヨダレが出るようになったらもう限界です。

車酔いをしたことのある人ならご存知だと思いますが、吐く直前って酸っぱい唾液が出ませんか?
私は子どもの頃は車に乗って5分で酔うタイプだったので分かるのですが、それを飲むと何故か吐いてしまうんです(ティッシュやハンカチに出す等、唾液を飲まないようにすれば吐かずに済みますw)
この仕組みは、犬も人間も同じだと思います。
だから、少しでもヨダレが出て来たら、急いで車を停めてあげましょう。
ま、ヨダレが出たらもう手遅れなんですけどね。すぐ吐くと思います(T_T)
それから、ハアハアせずにいきなり吐く場合もありますので、やっぱり出来るだけこまめで十分な休憩が必要だと思います。

それから、運転の仕方はいたって丁寧に。
少しでも揺れたら爆発する爆発物でも運んでいるかの様に静かに停止&静かに発進して、決して乱暴な運転はしないようにしてあげてください。

私が心がけているのは以下の通りです。
・急発進、急ブレーキ、急加速をしない
・カーブの手前では出来るだけスピードを落とす(急カーブでは10キロ以下にすることも)
・割り込まれたり後ろから車が追いついてしまったら、さっさと譲る
・犬を乗せた時点で時間はかかるものだと早々に諦めて、イライラしたり焦ったりしない
・倍の時間がかかっても良いように「早めに」ではなく「出来るだけ早く」家を出る
(うちは車に犬を乗せて出掛ける時は、遠出の時は5時とか6時とかに出発してます)
・眠くなったらすぐ休憩する

<持ち物(必須)>
・ご飯(日数分)
・水入れ等食器
・トイレシート(大量に)
・ウンチパック(大量に)
・クレート(頭数分)
・タオル
・ウェットタオル(使い捨てを大量に)
・コロコロ(車内の清掃等)
・使用済みのトイレシートを新しいトイレシートにポンポンと押し付け、匂いをつけておいたもの
(匂いをつけた新しい方を持って行く)

<持って行くと便利なもの>
・洋服(ホテルの部屋での毛の飛散防止)
・匂いの漏れないマナーポーチ
・予備のリード(いつものリードが切れたりなくしたりしたとき用)
・シーツくらいの大きめのカバー(ベッドやソファなど、犬が乗ってはいけないところに掛けておく為)
・外での係留用リード(簡単に外れないタイプのリード)
↓うちではこれを使ってます


<犬の車への乗せ方>
・後部座席に座らせる場合
カラビナを後部座席のヘッドレストの根元に取り付け、短いリードを装着し、リードは胴輪に取り付ける。
(首輪につけると急ブレーキ等をかけた場合に首が締まってしまうので、胴輪につけること)

・クレートに入れる場合
リードをつけたままクレートに犬を入れ、リードをクレートの隙間から外に出して、クレートの取っ手にリードを括り付ける。(結びつけるか、カラビナで)
クレートは後部座席等にロープで巻き付けて少しの振動や急ブレーキでは動かないよう固定する。

↓胴輪にショートリードをつけて、ヘッドレストにカラビナで固定
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<外への出し方>
目的地に到着して、犬を外に出す前に、リードをしっかりと手に持つ。
犬を座席に座らせる方法で連れて来た場合は、外に出すとき用のリードをきちんと取り付けてから、座席につけていたショートリードを外す。(逃走防止)

<部屋での過ごし方>
・部屋に入ったら、まずはトイレの場所の確保。犬が安心できそうな場所にトイレシートを広げ、排泄物の匂いのついたトイレシートを仕込んで、犬にリードをつけたままその場所の匂いを嗅がせましょう。
トイレのしつけが出来ている犬であれば、これでほぼトイレの認識は出来ると思います。
(その際、水を飲む場所とトイレは離してあげましょう)
ここまでしてから、部屋内でリードを外しましょう。

どうしても「我家の犬がどこでトイレをするか分からない」という場合は、取りあえず部屋中にトイレシートを敷き詰めておいて、犬が自分で「ここがトイレ」と決めて排泄をしたら、その場所以外のトイレシートを片付けると言う方法を取ると確実だと思います。
(室内トイレトレーニングが出来てる場合のみ)

・部屋ではやっぱりリラックスして過ごしたいので、犬が乗ってはいけないと言われているが、犬の乗りそうなところへはカバーをかけましょう。

・室内にトイレシートを広げる場合、その下に洗えるトイレシートも敷いておくと、トイレシートを外してしまっても安心です。
(吸収力も抜群だし、裏側に滲みたりはしません。旅行から帰って来たら洗ってまた使えるし重宝♩)
↓うちではこれを使ってます


・室内であっても咄嗟に掴めるように、旅行中は24時間胴輪はつけておきましょう。
飼い主が外出する際に犬も一緒にうっかり室外に出てしまって、鉢合わせした他家のワンコとケンカになることや脱走逸走等を防ぐことが出来ます。
(首輪を掴むより胴輪の方が犬の負担が少なくて安全だと思うし、胴輪の方が掴む場所が多いので安心です)
万が一、旅先で逃がしてしまったら、犬も人も自宅周辺で逃がすよりももっと苦しくて辛い思いをすることになると思いますよ〜(T_T)
↓うちではこれを使ってます


以上です。
犬との旅行に慣れている人にとっては当たり前のことばかりかも知れませんが、取りあえず思いつくことを書いておきましたので、もし「うちのワンコと初めての旅行がしたい!でも、なんか不安だな〜。他の犬飼いさんはどうしてるのかなぁ〜」という場合に、参考にしていただけると嬉しいです。
私も初めて旅行に行った時に、何をどれくらい持って行けば良いのか分からず、迷ったことがあります。
旅先でも「ああ、あれ持ってくれば良かった。これがあったら便利なのに〜」と物足りない旅になってしまったりもしました。
ナナコが来てから3年半、試行錯誤した結果の記事ですので、お役に立てるかと思います。

準備を万端にした上での犬と一緒の旅行はとても楽しいですよ。
是非、皆さんも、安全で安心な犬との旅を経験してみてください(^_^)
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コメント 2

marilyn

とっても勉強になりました♪
愛犬と旅行したいので、ガンバります^^
by marilyn (2015-11-06 14:49) 

ゆうゆう

> marilynさん
参考にしていただいて、嬉しいです♩
楽しい旅行が出来るよう、頑張ってください〜!(^▽^)ノ
by ゆうゆう (2015-11-06 17:34) 

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